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2010年 08月 19日
台棒は、材木を積み上げるときに、最初に地面に敷く角材です。地面の湿気、水分から離して乾燥を促します。移動の際にワイヤーロープやフォークリフトのつめが入る高さにしておく意味もあります。 製材した材木は乾燥させるために台棒を敷き、板一枚一枚に桟木をはさんで隙間をあけて積み上げて天然乾燥させます。ふつう台棒は約6尺ピッチで並べていますが、私たちは1mピッチにしています。当初3尺ピッチでしたが、材は3100mm、4200mm、5200mm等が多いので1mに落ち着きました。900だと半端が残って押さえがきかず反らせてしまうからです。余談ですが、ピッチを変えるということは在庫の全てを変えるということです。積み重ねなければならないからです。なのでじつは大変なことなのです。 台棒の扱いで一番大切なのは、すべて水平に同じ高さにそろえることです。1mm狂えば積み上げた材木の全てが1mm反り、表裏で2mm捨てることになるからです。こうやって木を大切にあつかっています。 台棒は「だいぎ」とも言います。「りんぼう」という所もありました。旭川では「まんぼう」と呼んでいました。フォークの運転手に「マンボウやってくれ」とたのまれて、クスクス笑いながらの作業でした。 にほんブログ村 #
by mmarchi
| 2010-08-19 20:37
| Essay 雑記
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